当たり前は当たり前ではない。
人の死に立ち会うと
毎日の当たり前は当たり前でないという事に気づく
その人が生きていること
その人と仕事をすること
その人と買い物に行けること
その人と食事をすること その人と旅行すること
その人と会話すること
ラインできること
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それは永遠ではない
必ず、別れは来る
日常生活の当たり前は、当たり前ではない
生きている
それは限りがある
人の死に立ち会うと
限りある命であることを深く実感する
いつも、叔母の食材を買い物に行っていた
叔母が好きなドリアや冷凍うどん、 シュークリームを
これからは買う必要がない。
叔母がいないからだ。
毎回の買い物で 叔母の好きなものを把握していた
そんな日常のふとした瞬間に
叔母はもういないのだ、ということを実感する
今、生きている目の前の人と会えるのも
明日が最後かもしれない
突然に人の死はやってくる
今、目の前にいる人は当たり前ではない
会話できることは、当たり前ではない
そう思うと、
目の前の人のことをとても愛しく思える。
死者は、そんなことを教えてくれる存在だったりする。
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